【フィリピン】マニラ湾浄化、ろ過施設40カ所超を建設[経済]

フィリピン公共事業道路省は27日、同省のマニラ湾浄化・環境再生事業が5周年を迎え、下水処理施設363カ所、水ろ過・資源回収施設43カ所の建設などの実績を強調した。24日にはマニラ首都圏南方のカビテ州バコールの川で沈泥(シルト)を除去した。

事業では2019年以降、水管理や固形廃棄物管理、住民移転、生物生息地・生態系管理といった分野で数千件の企画を実施した。

水質改善のため、マニラ湾に流れ込む首都圏や中部ルソン、南部タガログA(カラバルソン)の川で累計2,653万トンの沈泥や堆積物を浚渫(しゅんせつ)した。下水処理施設や水ろ過・資源回収施設を建設したほか、海岸清掃や排水設備の定期的な保守作業も実施した。

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