お店でもらった割りばしをためこんでない?すっきり暮らすための場所別「捨てるものリスト」キッチン編

60代をいきいきと過ごすには「住まい」がとても重要です。リフォームせずとも、片づけで住まいはすっきり快適に! 『60代からの小さくて明るい暮らし』(主婦の友社)から、整理収納アドバイザー 中山真由美さんに、今すぐ手放したい品々をリストにしてもらいました。後編は、キッチンと洗面室、寝室の捨てるものリストです。

★前編はこちら★

Advice
中山真由美さん
整理収納アドバイザー。以前は「捨て下手」「しまい下手」だったことから、捨てられない人の気持ちに寄り添ったアドバイスが好評。メディア出演も多く、『捨てられずにいる不要品の「捨てどき」がわかる本』(扶桑社)などの著書も。

使っていないものや捨てそびれたものが、家の中にたまっていませんか? 「コレがあったら、すぐに手放して!」という品々を、整理収納アドバイザーの中山真由美さんがリストにしてくれました。これらが家からなくなるだけで、今の住まいがすっきりするはずです。

玄関、リビングのリストを紹介した前回に続いて、後編はキッチン、洗面室、寝室の捨てるものリストです。

キッチン

たくさんのものを収めておく場所だから、要不要は厳しめにチェック!

すっかり出番が減った鍋やフライパン

さまざまなサイズ&素材の鍋とフライパンを持っていても、結局よく使うのはひとつだったりしませんか? 大きすぎたり重すぎたりするものは、今後も使わないでしょう。

子どもの中高生時代の弁当箱や水筒

「お父さん(夫)が使うかも」ととっておく人がいますが、使いません(笑)。運動会に持っていくような大きなランチボックスも含めて、5年使っていなかったら潔く手放して。

いろいろなサイズの保存容器

プラスチック製の簡易的なものは、もともと何年も使える仕様ではないんです。黄ばんだもの、ニオイがついているもの、蓋が合わないものを処分すれば、収納スペースがすっきりします。

お店でもらった割りばしやストロー

プラスチック製品の有料化が進んだとはいえ、どのお宅でも見かけるのがこれ。家族の人数分×2などと数を決め、新しいものをもらったら古いものを処分するのがおすすめです。

以前はよく使っていたお菓子の型

子どものためにがんばってつくった思い出の品かもしれませんが、5年使っていなかったら手放して。必需品ではないので、趣味として楽しんでいないなら、今後も出番はありません。

ノベルティのマグカップやお皿

タダでもらえるノベルティ系は、シールなどを集めたりした労力が惜しくて捨てられないだけかも。愛用していないのであれば、食器棚にゆとりを持たせるためにも処分して。

見返すこともないレシピ本

1冊の中でよくつくるのは1品だけということも多々あるので、切り抜くなどしてスペースをスリム化。調理家電についてくるレシピ集も、見返さない人は捨てましょう。

上質な10枚セットの食器

家族が多く、冠婚葬祭の集まりもあった昭和の遺物。夫婦ふたりなら、3~5枚あれば問題ないはずです。箱入りで未使用の場合はリサイクルショップなどに持っていきましょう。

昔は活躍していたホットプレート

子どもがいたころはお好み焼きなどを卓上でつくったかもしれませんが、今後はコードに足をかけて転倒する危険を考慮して。収納場所もとるので、処分できるとすっきりします。

なぜか大量にあるレジ袋とエコバッグ

レジ袋は有料化して貴重になりましたが、収納スペースからはみ出すくらいなら上限の枚数を決めて残りは処分。おまけでもらいがちなエコバッグは、メインとサブがあればじゅうぶんです。

洗面室

清潔感を大切に、ものを厳選して風通しのいい空間に!

年季の入ったタオル

黒い点々がついていたら、それはカビ! 衛生上よくないので、肌触りのいいお気に入りだけを厳選しましょう。1年に1回、年末年始などに新しいものに入れ替えるのがおすすめです。

海外土産でもらったシートパック

使っているならいいのですが、数が多くて使いきれずにいると、どんどん古くなってしまいます。湯船に2~3個入れると、入浴剤代わりになりますよ。

ごっそりたまったコスメの試供品

長期保存に向いていないので、もらったらすぐ使うか、目につくところにおいて半年以内に使いましょう。ためこんだ古いものは、肌荒れの原因になるかもしれないので即処分。

ホテルや旅館の歯ブラシやせっけん

宿泊費のもとをとりたくて持ち帰っただけで、実際に使うことはないのかも。来客用にとっておきたい場合は、この先、泊まり客がありそうか考えてから数を厳選しましょう。

寝室&クローゼット

スペースがあるからといって油断は禁物。
何年も使っていない死蔵品が見つかる場所です。

昔買ったブランドもののバッグや洋服

「高かったから捨てられない」という人が多いですが、5年使っていないならなくても困りません。だれかが使ってくれるなら踏んぎりがつくかもしれないので、買取店に持ち込んでみて。

娘に譲る予定の着物、毛皮、指輪

これらは「負の遺産」になりがちなので要注意。娘には娘の好みがあり、当時と今では流行も異なります。欲しい人に譲るのはいいですが、無理やり押しつけるのはNGです。

クタクタになった下着

捨てどきがわからないものの代表ですが、タグの文字が読めなくなっていたら処分のタイミング。万一、病院に運ばれたときに、見られても恥ずかしくないものだけを残して。

1年に一度使う程度の客用布団

泊まり客が突然来ることはまれ。事前にレンタルの手配ができるので、場所ふさぎの布団は手放しても大丈夫です。日干ししたりカバー類を洗ったりする負担からも解放されますよ。

何冊もの分厚いアルバム

のりづけされていてはがすと破れる恐れがあるので、残しておきたい写真だけ切り取るとだいぶスリム化できます。未整理のプリント写真は、自分の映りのいいものだけを残しては?

嫁入り道具のタンスや鏡台

今の住まいやライフスタイルに合わないのなら、手放したほうがいいですね。お気に入りに囲まれて過ごしたほうが、毎日が楽しいはず。自治体のリサイクルセンターを調べてみて。

※この記事は『60代からの小さくて明るい暮らし』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWeb掲載のため再編集しています。

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