Anoice、7thアルバム『Stories in White』リリース 先行曲「aria」MVも公開決定

東京を拠点に活動するシネマチック・インスト・バンド、Anoiceが、7月16日(火)に7thアルバム『Stories in White』をリリース。発売に先駆けて、6月4日(火)に配信リリースされるアルバムからの1stシングル「aria」のミュージック・ビデオが前日3日(月)20:00より公開されることが決定。さらに、2ndシングル「kill lies all」が6月25日(火)にリリースされることも発表されています。

前アルバム『The Hidden Forest』のリリース以降、AnoiceとしてのEPやシングルだけでなく、メンバーであるTakahiro KidoとYuki Murataのソロ・プロジェクトやfilmsやmizu amane、Tokyo Ambient Collectiveといったサイドプロジェクトの作品リリースに加え、映画やTVドラマのサウンドトラック制作など、精力的な活動を行なってきたAnoice。Takahiro Kidoが、Anoiceのニュー・アルバムのレコーディングの合間をぬって制作したというソロ・シングル「Coffee and Doughnuts」が5月21日にリリースされたのも記憶に新しいところです。

そのアルバムは、Anoiceのダークシネマチックな特色を世界に知らしめた3rdアルバム『The Black Rain』と世界20ヵ国以上のiTunes / Apple Musicインストゥルメンタルミュージック部門でトップ10にランクインした5thアルバム『Ghost in the Clocks』に続く、人類の近代史を描いた3部作の最終章。壮大なオーケストレーションと鮮烈なノイズによる破壊的なまでに美しいサウンドスケープで構築された、Anoiceの集大成とも言える作品です。

本作は、Matthew S. Krivolapovがミュージック・ビデオを制作した1stシングル「aria」や「lament」のようなピアノと弦楽カルテットを中心とした情熱的なポストクラシカル曲と、AIで生成されたMVとともにリリースされる2ndシングル「kill lies all」や「resonance」のような壮大なオーケストレーション、ノイジーに歪んだギター、そして力強いドラムによるインストロックで構成されています。とりわけ、100トラックを超える楽器とサンプリング音で構成された「the rain macker」は、Anoiceならではのサウンドと言えるダークシネマチックな作品です。

アルバムは、『The Hidden Forest』『The Black Rain』から引き続きアートワークを担当した、イラストレーターの新藤洋子による15cm×15cmの数量限定ボックス・ヴァージョンで発売。2枚のイラストレーション、ステッカー、CD、そして白い紙が一緒に収められています。また、美しいアートワークが特徴の見開きカバーとホワイトカラーのLP盤で制作されたアナログ・レコードでもリリースされます。

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