小林製薬「紅麹」で5人死亡、280人余りが入院=中国でトレンド1位に

小林製薬の紅麹製品の健康被害に関する問題が29日、中国のSNS・微博(ウェイボー)でトレンド1位に浮上した。

小林製薬の紅麹製品の健康被害に関する問題が29日、中国のSNS・微博(ウェイボー)でトレンド1位に浮上した。

厚生労働省は28日の会見で、同社の紅麹原料を含むサプリメントから検出された「プベルル酸」の動物実験の結果で、腎臓障害が発生することが確認されたと発表した。サンプル検査ではほかにも想定していない2種類の化合物の存在が確認されており、いずれも紅麹の培養中に混入した青カビが原因とみられている。

中国国営の中央テレビ(CCTV)は厚労省の発表を紹介した上で、同社の紅麹製品による被害状況として、5人が死亡、280人余りが入院、1600人余りが医療機関を受診していると報じた。

微博では29日正午の時点で「小林製薬(問題)ですでに5人死亡、280人余りが入院」がトレンド1位に浮上。ネットユーザーからは「命にかかわる問題。怖すぎる」「青カビが混入って管理はどうなってるの?」「日本人は勤勉じゃなかったのか?」「お辞儀して謝っておしまい」「日本擁護派は今回はだんまりか?」「これがもし国内企業だったらもっと大騒ぎだっただろうに」「私は日本の物は避けている。日本への恨みというよりも、安全のために」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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