77試合を戦い抜く…主将として琉球ゴールデンキングスを率いた田代直希「苦しい時間が長くて辛かった」

5月28日に横浜アリーナで「日本生命 B.LEAGUE FINALS 2023-24」第3戦が開催。広島ドラゴンフライズを相手に25日の初戦を制した琉球ゴールデンキングスだったが、第2戦から連敗を喫し、Bリーグ連覇を逃した。

琉球はレギュラーシーズン60試合とチャンピオンシップ9試合に加え、天皇杯2試合、ホーム&アウェイ方式で行われる東アジアスーパーリーグ6試合と、シーズンを通じて77試合を戦った。キャプテンとしてチームを率いた田代直希は「今シーズンは厳しいシーズンで、苦しい時間が長くて辛かったです」と振り返りつつ、「ファイナルの舞台に戻ってこられたのは、チームとしてすごく価値のあることだと思います。力はあるはずですけど、最後の一歩で優勝を逃してしまった。模索して、改善していかなければいけないと思います」とコメント。過密日程を戦くことができたのはファンの存在が大きかったという。

「タフなシーズンで自分のことばかり考えてしまったり、チームのことばかり考えてしまったり。温かいファンの皆さんと一緒に戦っていることを忘れてしまっていたというか。皆さんと一体になって戦うことをチームとして意識してから、上昇してきたのかなと思います」

レギュラーシーズンの対戦では3勝1敗と勝ち越した広島について聞かれると、「(ファイナルでは)エナジーがあったと思います。僕たちの対策を40分間徹底していて、綻びがなかったと思います。僕たちも打開しようと頑張りましたけど、崩れなかった。この3週間でなかなか崩れないチームになったと感じています」と相手を称えた。

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