町長自らダイビング!!三浦半島から世界の海へ!葉山町が掲げる磯(いそ)焼け対策とは?

三浦半島4市1町(横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町)がブルーカーボンの取り組みで連携することを発表。今回プロジェクトの学術監修として参加している桝太一助教(同志社大学ハリス理化学研究所専任研究所員)が葉山町・山梨崇仁町長にインタビューを行った。

三浦半島は近年、地球温暖化をはじめとした気候変動などの影響により磯(いそ)焼けが進み、海に大切な藻場の大半が失われている。各市町では試行錯誤を繰り返し対策を行ってきたが、より効果的・戦略的に対策を進めるため、今回4市1町で連携を図ることを発表した。

葉山町が掲げるブルーカーボンの主な取り組み内容としては、磯焼け対策としてウニ駆除、藻場造成(母藻の設置、アマモの種苗生産・移植など)や地元漁協によるJブルークレジット(ブルーカーボンのCO2吸収量を貨幣換算したもの)の申請と認証を提案。

山梨町長は「海底はみなさんつながっています。その海底の取り組みをするには1市1町ではなく、連携をして一つの力になり、さらにこのパッケージが日本中につながることを楽しみにしています」と抱負を語ると「町長自身も実際に活動に参加しているか?」との質問にも「ダイビングで潜ったりして手伝ったこともありますし、元々ウインドサーフィンをやっていたので海に関しては造詣が深いものですから、しっかりそこは取り組もうとなっています」と自らも直接的にこの対策に取り組んでいることを明らかにした。

インタビューの最後には「私も元々セービングをしていて海の変化を肌で感じてきました。本当に陸の問題ではなく海の中も大きく気候変動が起きています。この危機意識を持って葉山から育てる海を、三浦半島からみんなが育てていくという取り組みを発信していくことをとても大事な機会だと思っている。本当にこれが日本の海だけでなく世界の海へと広がっていくことを楽しみに私たちも原動力の起点として頑張っていこうと思います」と意気込んだ。

© 株式会社 日テレ アックスオン