「まさに“キャノン砲”」日本ハム・万波中正の“レーザービーム”に米注目「彼の名前を覚えておけ」「将来はドジャースか」

日本ハム・万波中正は5月21日、オリックス戦に右翼手としてスタメン出場。2回の2死一、二塁の場面で、オリックスの2番・西川龍馬が放った打球が一塁手・マルティネスのファーストミットを弾き、ライト前へ。失速し、転がる球を右翼手の万波が捕球し、二塁走者のオリックスの8番・西野真弘が三塁へと回っていたところを、自慢の強肩を披露し、タッチアウトにした。

この判定にオリックスはリクエストを要求。リプレイ検証が行なわれたが、判定は変わらずアウトとなった。

さらに22日の同オリックス戦でも右翼手として出場。延長10回1死から、オリックスの9番・山足達也が一塁線へ長打を放ったが、万波が華麗に捕球し大遠投。この圧巻の送球でアウトとし、ファンを魅了した。

米メディア『Jomboy Media』が5月25日、公式X(旧ツイッター)を更新。21日の万波のレーザービームに「この投球速度は少なくとも時速110マイル(約177キロ)は出ていた」と驚嘆。さらに同メディアは28日、万波が22日に披露した“豪送球”に「この男は何なんだ」と立て続けに驚きの反応を示した。
23年NPBの外野手部門でベストナイン賞&ゴールデングラブ賞を受賞した万波の“圧巻送球”に米ファンは「分からないが…将来LAに行くことになりそうだ」「1.75秒かかるとすると、およそ時速115マイルになり、人間にはほぼ不可能な速さだ」「まさに“キャノン砲”」「彼はメジャーリーガーになるだろう」「彼の名前を覚えておけ」「グローブからミットへの送球は今まで見た中で最高のものだ」「今オフ注目されるに違いない」などと、多くの賛辞を寄せていた。

さらに「早く契約させろ‼」「ブレーブスは右翼手を必要としているかもしれない…」「将来はドジャースか」といった声もあがり、MLBへの入団を熱望する声もあがっていた。

万波は今季44試合に出場し、打率.236、165打数39安打、5本塁打24打点、1盗塁の成績を残している。さらなる活躍に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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