“ボーナス増額だけど使い方は?” 旅行、貯蓄、投資、それとも… シンクタンクが調査結果を発表 愛媛

愛媛県内企業が支給するこの夏のボーナスの平均額は、去年を1%上回る見込みです。
6年連続のプラスですが、これを上回るペースで物価が上昇しています。
街行く皆さんにボーナスの使い道などを聞きました。


金融業・20代男性
「いい時計とか買いたい。買いつつ、あとは貯金に回したい。思い出に色々投資したいなと思っていて、それで結構消費しちゃっているので、貯蓄できていないところがあるので」

公共機関・30代女性
「旅行に行きたいなと思っている。国内で、車で行ける範囲で」

公務員・40代男性
「ボーナスの使い道ですか。いやーまだ考えて無い。いいものを食べたいなと思う」

小売業・50代男性
「賞与という金額は出ていないので、あてにしていないです。投資が多いですかね。まだ若いころって貯金しておけば金利でどうにかなるという時代だったと思うが、それもないので」

営業・30代男性
「貯金の予定ですね。日用品とかちょっと買いたいものがあれば、まとめ買いしておこうかなと。旅行とか別に行く予定はないです」

経営者
「ボーナスを出す側。(支給額は)一緒。給料は上げて行かなければいけないと思っている」

IRC・いよぎん地域経済研究センターが県内企業を対象に行ったアンケートによりますと、夏のボーナスの平均支給額は1人当たり40万2000円で、去年より1パーセント上回る見通しとなりました。
業種別では、非製造業で平均37万4000円と、1.4パーセント増える一方、製造業は、平均53万6000円と、0.5パーセント減少する見通しとなりました。

IRCは、県内経済についてゆるやかに持ち直しつつあるものの、円安や資源価格の高騰が企業収益の圧迫や個人消費の伸び悩みに繋がる懸念があると分析しています。

いよぎん地域経済研究センター・矢野一成社長
「人件費の上昇に伴う価格の値上げがどの程度浸透していくか。DXやリスキリングといった生産性向上に対する取り組みが、いかに中小企業、県内企業に広がって、その動きが推進されていくかということに注視していきたい」

IRCは、賃上げを継続させるためには、企業が生産性向上に取り組むことが重要と指摘しています。

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