森田さ~ん、全米女子オープンのお天気は? 「4日間ずっと晴れマーク」/森田正光のメジャー天気予報

晴れマークがびっしりと

米女子ツアーのメジャー2戦目、「全米女子オープン」が30日に開幕する。今年の舞台はペンシルベニア州のランカスターCC。2015年以来の同地での開催となる。TBSのニュースでもおなじみ、気象予報士の森田正光さんに現地の大会期間中の天気を解説してもらった。

ペンシルベニア州は広大な米国の北東部に位置し、ランカスターは州内の一番南にあります。ニューヨークとワシントンD.C.のちょうど中間にあり、海からだいたい180kmほど内陸に入っています。北側と西側には小高いエリアがありますが、山に囲まれているわけではなく、地形としては割と平坦。南側が海に向かって開けています。

北緯40度に位置し、日本でいうと秋田の辺りと同じぐらいの緯度です。5月から6月にかけての平均気温は20℃前後。気温が上がれば30度ぐらいまでいく時もあります。ただし朝晩は10℃を下回ることもあるので、日中との寒暖差には注意が必要です。

「+」がランカスターCCの位置。大西洋に向かって平坦な土地が広がる

温暖湿潤気候。海からの風の影響を受けやすく、南風が入れば湿った風となり、雨が降ってきます。5月から6月にかけては、大西洋側で高気圧が発達して南風がだんだん吹いてくる時期。湿った風が入ってきて、大会期間中に一雨はあるかなといったところです。ただし、過去の天気の傾向を見ても、降水量はそれほどでもなく、月の平均で100mm前後。割と晴れやすい土地と言えます。

では、気候の特徴を踏まえて、今年の全米女子オープンの4日間の天気予報を見ていきましょう。

晴れて風も穏やか。とても過ごしやすい気候だ

一雨あるかもしれないと言いましたが、今週に関してはよく晴れそうな予報が出ています。大会期間中は4日間を通して傘のいらない天気。日中の気温は22~26℃ぐらいで、風も弱く過ごしやすい陽気となるでしょう。

ただし、朝は10℃ぐらいまで気温が下がるため、早い時間帯だと芝が朝露で濡れているかもしれません。特に木陰のラフは日が出てからもなかなか乾かないので、晴れていても濡れた芝には気をつけてほしいところです。

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