「彼がウェーバーで獲得された選手だなんて、正気の沙汰ではない」パドレス救援右腕が“13者連続奪三振”でMLB新記録達成!「信じられない」と地元記者驚愕

サンディエゴ・パドレスの救援右腕ジェレマイア・エストラーダが5月28日(日本時間29日)、本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦に3番手として出場。9回を3者三振で仕留め、23日のシンシナティ・レッズ戦から3試合で13者連続奪三振をマークした。

マーリンズ戦に3番手として出場したエストラーダは、マーリンズの4番、ヘスス・サンチェスを3球三振とすると、続く5番ジェイク・バーガーには4投目に最速161キロのストレート、そして5球目のスライダーで空振り三振に仕留めた。さらに、6番ニック・ゴードンには4球目のスプリットで空振り三振とし、今季初の完封勝利を飾った。

この日、エストラーダは1回(12球)を投げて、3者連続で三振とし“13者連続奪三振”を記録。この記録は2023年フィリーズのホセ・アルバラード投手が作った11人連続奪三振を上回るメジャー新記録となった。

約161キロ近い直球と変化球を巧みに繰り出し、12球でサンチェス、バーガー、ゴードンを3者連続三振に仕留めたエストラーダを讃えるべく、地元メディア『KUSI Sports』のチェイス・イジドロ記者は自身のX(旧ツイッター)を更新。「13者連続三振は信じられない、MLB記録だ…しかし、その打者全員が空振り三振に倒れるというのは、一生に一度の出来事だ。ジェレマイア・エストラーダの圧巻投球」と綴り、驚きの声を伝えた。
同じくパドレスの地元メディア『SDnews』のクラーク・ファーレンソルト記者も自身のX(旧ツイッター)で「パドレス右腕・ジェレマイア・エストラーダは、1961年以来初めて13打者連続三振を奪った投手となった。信じられない。彼がウェーバーで獲得された選手だなんて、正気の沙汰ではない」と驚きを示し、続けて「彼は今、別の惑星にいる」と表現した。

エストラーダはここまで試合に12試合に出場し、2勝0敗、2ホールド1セーブ、28奪三振、奪三振率15.43の成績を残している。

構成●THE DIGEST編集部

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