韓国国防部は2024年5月29日、韓国を国賓待遇で訪れたアラブ首長国連邦(UAE)大統領の搭乗機を、大韓民国空軍の戦闘機が護衛して飛行したことを明らかにしました。UAE大統領が搭乗したエティハド航空のボーイング787-9型機は、韓国の防空識別区域(KADIZ)に進入後、2機のF-15K戦闘機による護衛を受けてソウルへ到着しています。
政府や軍が運航する政府専用機を護衛飛行するケースが稀に見られますが、民間航空機であるエティハド航空をF-15K戦闘機が護衛飛行するのは珍しい光景です。
2023年12月のロシア・プーチン大統領のUAE外遊では、大統領専用機イリューシンIl-96-300型機をスホーイSu-35戦闘機4機が、飛行経路全体にわたって護衛したことでも話題になりました。
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また2018年5月には、ヨルダンを訪問した安倍総理大臣の専用機ボーイング747-400型機を、到着時に2機のヨルダン軍F-16戦闘機が護衛飛行した様子がYoutubeで公開されたことでも話題になりました。