【DeNA】交流戦の応援隊長、令和ロマンがセレモニアルピッチに登場!不本意な投球に高比良くるま「今帰りたいです…」

◆ 「暴投でもなく、中途半端…」

DeNAは昨日から始まったスペシャルイベント『交流戦 SERIES 2024』の応援隊長に就任した「令和ロマン」が29日、横浜スタジアムに登場。楽天戦の試合前にセレモニアルピッチを行った。

大のベイスターズファンの高比良くるまと横浜市民の松井ケムリは、この日に合わせて2人で34万円の野球道具を用意。満を持してリリーフカーから登場した。

ベイスターズのユニフォームに身を包んだ2人は、ピッチャーとキャッチャーの役割を逆になるボケで笑いを取りつつ、高比良がやや緊張した面持ちでマウンドへ。バッターの山本祐大に対して投げ込んだ白球は、高めに浮きながらもキャッチャーの松井のミットに収まった。

投球後は高比良は「暴投でもなく、中途半端…」と反省しながらも、愛するチームにエールを送りグラウンドを後にした。

その後取材に応じた高比良は「そうですね。やれることは全てできたと思います」とコメントすると、松井はすかさず「できてねぇよ」とツッコミ。実は「あの静寂の中、3塁側から「早く投げろ!」と怒号が飛び交いまして…あんなに練習したのに。早く投げろと言われた瞬間に、いろんな過去の著名人の方が炎上してるのを思い出して、ルーティーンが全部破壊されました。今帰りたいです」と告白。相方も「本当に速くていい真っすぐを何球も投げていました。それが本番ではああなってしまったということです」とかばいつつ「62点」と微妙な点数を付けていた。

最後に高比良が「ジャクソン選手が出る直前の僕に向かってかけてくれた言葉を言いたいと思います。『集中しろ』」と気合を注入して会見を締めた。

昨年のM-1覇者の令和ロマンと、交流戦の覇者のベイスターズ。“連覇"をキーワードにした両者の化学反応で、お互いの目標を達成させていきたいところだ。

写真・取材・文=萩原孝弘

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