7月2日にプロ野球パ・リーグ1軍戦「楽天-オリックス」が行われる青森県弘前市で、セ・リーグの1軍戦誘致を目指す市民団体が発足した。29日、弘前市役所で設立会見を行い、佐々木裕和会長は、誘致への機運醸成へ「(7月6、7日開催の)2軍交流戦『広島-ヤクルト』で来場者5千人超を達成し、球団側に弘前での1軍戦開催をアピールしたい」と意気込んだ。
団体の名称は「弘前市で子供たちにプロ野球の一流のプレーで夢と希望・感動を伝えたい会」。
同市では、2017年にはるか夢球場で1軍戦「楽天-オリックス」が初めて行われ、パ・リーグの試合は今回で5回目。セ・リーグ球団の1軍戦は行われていない。
同市で行われた2軍戦の来場者数は16年の「楽天-日本ハム」の4198人が最高で、その後は1試合平均3千人程度で推移している。
団体のメンバーらは市内のスポーツ少年団や中学校の野球部などを回り2軍戦のPRをするほか、交流サイト(SNS)で2軍戦に関する情報を発信する。2軍戦の来場者が5千人に上ることは、東北では珍しいという。
佐々木会長は「簡単な目標ではないが、子どもたちに夢と希望を与えるため、セパ両リーグの1軍戦開催をかなえたい」と語った。