「越前若狭お城フェス2024」福井県で10月開催 「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会が総会

「お城フェス」への出展など本年度の事業計画を決めた「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会の総会=5月29日、福井新聞社・風の森ホール

 福井県内の城や城跡の魅力を発信し、観光資源として活用を進める「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会の本年度総会が5月29日、福井新聞社・風の森ホールで開かれた。本年度の事業計画として、県が今年10月に福井市中心市街地で開く「越前若狭お城フェス2024」に、ブース出展などで協力していくことを確認した。

 正会員の県内14市町や地元保存会など19団体の関係者ら約40人が出席した。実行委会長を務める福井新聞社の吉田真士社長は「実行委発足から4年目を迎え、北陸新幹線開業も追い風に活動の成果を一段階引き上げていきたい。10月のフェスでは、福井の城や歴史を全国に大きくアピールしていく」とあいさつした。

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 お城フェスは北陸新幹線開業を記念し10月13、14日、福井市内のホテルや市中央公園、市観光交流センターなどで開かれる。県内の城の知名度向上や歴史ツーリズムの活性化に向け、著名人や研究者による講演やトークイベントをはじめ、幅広い世代が楽しめる体験講座、会場周辺の周遊企画などが予定されている。

 同プロジェクトのほか、北陸新幹線沿線自治体や岐阜、滋賀両県などからブース出展を予定し、各地の城や観光のPR、グッズ販売などを行う。同プロジェクトはフェス前後の約1カ月間に山城見学ツアー、まち歩き、限定御城印の一斉発行などの関連イベントを展開する。

 本年度の事業計画ではこのほか、ガイドブック制作や全国の関連イベントへの出展などが盛り込まれた。

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