MLB=黒人リーグ記録を加算、歴代首位打者カッブからギブソンに変更

[29日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)は29日、1920年から48年まで開催されたニグロリーグ(黒人リーグ)をMLBの公式大会として正式に組み込み、修正後の記録を発表した。

7つあったニグロリーグでは約3400人の選手がプレーしていた。今回の修正でジャッキー・ロビンソン、ウィリー・メイズなど、2300人以上の記録がMLBのキャリア通算成績として加算され、米野球殿堂入りのジョシュ・ギブソンがメジャー通算打率3割7分2厘で首位打者として新たに記録された。これまでの首位打者は同3割6分7厘のタイ・カッブだった。

ギブソンは長打率でもベーブ・ルースを抜いて歴代1位に。OPS(出塁率+長打率)でもMLBトップに立った。

MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーはプレスリリースで「フィールド上での彼らの功績は米国の歴史におけるこうした偉業と、ジャッキー・ロビンソンが1947年にドジャースでデビューするまでの道のりをより広く学ぶための入り口になる」と語った。

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