TOMPLA、非GNSS狭小空間点検ドローンのエントリーモデル「Small Doctor02」を提供開始

飛行安定センサーを搭載し、ドローンの操縦訓練を行っていない人でも扱えることが特徴だ。40cmの狭小・暗所空間でも安定した飛行を実現し、ボイラー、煙突、下水道、ダクト、配管、天井裏、暗所のひび割れなど非GNSS狭小空間の点検に利用できる。

工場など施設の天井裏、管路内部など狭小・暗所の点検は人によるアクセスが困難であり、ドローンでの点検ニーズが高まっていた。一方、非GNSS空間でのドローンの操縦は訓練が必要かつ機体単価が高額となるため、狭小点検業務の実導入を断念するケースも数多くあった。

「Small Doctor02」は、屋内点検ドローンのエントリーモデルと位置付けて開発。飛行安定センサーに機能を絞り、従来の屋内点検ドローンのおおよそ10分の1の価格を実現した。

ドローンの操縦訓練を行っていない人でも簡単に操作が可能で、暗所でも安定した飛行ができる。自社スタッフのみでドローンを使った点検を実施したい方でもすぐに利用できるという。点検の用途によってペイロードをカスタマイズすることも可能だ。

今後は、有毒ガスセンサーの搭載など、危険地帯の作業を安全に実現できるような機能の開発を進める予定だという。

TOMPLA株式会社Vice President of Engineeringの宮川 弘平氏は次のようにコメントする。

近年ドローンを活用した点検ニーズは高まりつつありますが、ドローンの技術的な進歩とは裏腹に、現場導入に繋がらないケースも数多くあります。 これは非GNSS環境でのドローンの操縦が難しいことと、高付加価値な製品が現場ニーズと合致していないことが問題であると私たちは考え、誰もが使いやすい機体を開発いたしました。 『Small Doctor02』は、屋内高所の点検に代表されるような「すぐそこなのに人が行けない場所」への容易なアクセスを実現し、人間の身体機能を拡張することを提供価値としています。 手軽に活用できる顧客のパートナーとして、足場の代替などにぜひご活用ください。

機体について

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