テレビ広告は予約型からインターネット広告のような運用型になる?[Internet Media Summit セミナーの見どころ] Vol.01

PRONEWSがプロデュースするリアルイベント「Internet Media Summit」のセミナーは3日間でなんと22本。放送や映像業界の最先端について、技術、制作、ビジネスなどの領域から、エキスパートや当事者が次々に登壇する。

イチオシのセミナー「テレビビジネス最前線」の3本立て

今日紹介したいイチオシのセミナーは「テレビビジネス最前線(1)(2)(3)」である。このセミナーは3本連続の3段積みになっている。これらにまとめて参加することで、今の時代のテレビをはじめとするメディア接触状況と、地上波テレビの近未来を先取りできる。

パート1: オーディエンスインサイトからみたメディアコンテンツビジネスの今後

「〜テレビビジネス最前線(1)〜オーディエンスインサイトからみたメディアコンテンツビジネスの今後」と題し、メディア調査の第一人者である電通メディアイノベーションラボの奥 律哉氏が、最新のメディア接触状況と広告費のトレンドをデータで解説する。これによって今のメディアの置かれている状況を正しく理解できる。

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パート2: 【Ad Reach MAXの挑戦】求められるテレビ広告とデジタル広告の融合

その上で、パート2では今地上波テレビ業界と広告業界で最も注目されている話題である、広告取引の変化についてのセミナー「【Ad Reach MAXの挑戦】求められるテレビ広告とデジタル広告の融合」に続く。

AdRMとは、日本テレビが提唱しているテレビ広告取引の運用型プラットフォームである。従来のテレビ広告は広告の掲載期間や掲載量、媒体などを事前に決めて購入する「予約型」で取引されてきた。これに加えて、地上波でも、インターネット広告取引で主流となっている実際の広告の掲載量や効果に応じて課金される「運用型」の導入が検討されている。

その詳細について、AdRMを提唱する日本テレビの松本 学氏と武井 裕亮氏が詳細を解説する。これは日本テレビ単独あるいは日テレ系列だけの話なのか、従来型の予約型に取って代わるのか、その時の視聴率の扱いはどうなるのかなど、広告取引の変化としてはもちろん、番組制作やテレビビジネスそのものの根幹に関わる極めて重要な話である。

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パート3: 奥 律哉氏によるインタビュー

パート3では、奥 律哉氏が日本テレビのお二人に、様々な疑問や可能性についてインタビュー形式で話を聞く。こうした大きな変化に際しては、誤解や憶測で判断されることがないように、正しい情報を得ることが必要である。その上で、地上波テレビの発展に寄与するものになるように、関係者が結集していくきっかけとなるセッションになる。

テレビの広告取引が変わると、番組内容も変わる可能性がある。テレビ局で言えば営業や編成の担当者、日本テレビ系列以外のキー局とローカル局の方々、広告会社など、このセミナー群を聞かないというのは考えられない、三本立ての超重要セミナーである。

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