かわいらしい行列、ひょっこり街角に-。青森県五所川原市中心部で29日、カルガモの親子が道路脇を歩く光景が見られた。
カルガモのひなが姿を見せたのは、同市石岡の理容業鳴海光明さん(82)方の庭。ヤマツツジの下にあった卵が28日夜に全てふ化したという。29日昼過ぎ、ヤマツツジの下から現れた14羽のひなは、親鳥の後ろをよちよちと歩き、水辺を探して仲良く鳴海さん方を後にした。
昨年と同じ場所に卵があったため、「今年も卵を産みに来ると思わなかった。びっくり」と鳴海さんの妻・しずゑ子さん(75)。「来年も子育てでここに来てくれるかも」と目を細めていた。