カルガモのひな14羽行進 青森・五所川原市中心部 「来年も来てくれるかも」

生まれたばかりのひな14羽を見守りながら歩く親鳥=29日午後0時10分ごろ、五所川原市石岡の住宅街

 かわいらしい行列、ひょっこり街角に-。青森県五所川原市中心部で29日、カルガモの親子が道路脇を歩く光景が見られた。

 カルガモのひなが姿を見せたのは、同市石岡の理容業鳴海光明さん(82)方の庭。ヤマツツジの下にあった卵が28日夜に全てふ化したという。29日昼過ぎ、ヤマツツジの下から現れた14羽のひなは、親鳥の後ろをよちよちと歩き、水辺を探して仲良く鳴海さん方を後にした。

 昨年と同じ場所に卵があったため、「今年も卵を産みに来ると思わなかった。びっくり」と鳴海さんの妻・しずゑ子さん(75)。「来年も子育てでここに来てくれるかも」と目を細めていた。

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