C・ロナウドやベンゼマ超え…オリンピアコスFW、欧州大会決勝Tで史上最多得点を記録!

オリンピアコスに所属するモロッコ代表FWアユブ・エル・カービが、欧州大会の決勝トーナメントで史上最多得点を記録した。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)・決勝が29日に行われ、オリンピアコスはフィオレンティーナと対戦。スコアレスで90分を終え、延長線に突入すると、116分にエル・カービが頭で先制点をマーク。土壇場の一撃でオリンピアコスが1-0で勝利し、1925年のクラブ創設以降、初となる欧州主要大会のタイトルを獲得した。

今シーズンのオリンピアコスはヨーロッパリーグ(EL)に参戦していたものの、グループ3位に終わったことでECLに回ることになり、決勝トーナメントプレーオフからの参戦となった。それでも、フィレンツヴァーロシュ、マッカビ・テル・アビブ、フェネルバフチェ、アストン・ヴィラを下して決勝に進出し、ギリシャ勢としては初の欧州大会制覇を果たした。

決勝で勝負を決める一撃を決めたエル・カービはこのゴールによって、ECL決勝トーナメントでの9試合で11ゴールを挙げた。これはクリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマ、ラダメル・ファルカオが記録した10ゴールを上回り、欧州大会の決勝トーナメントでは史上最多得点記録を樹立した。

エル・カービは試合後、「僕たちは全員で勝利を収めた。すべての人々に感謝している。僕たちは皆一緒で、一つの家族だ」と喜びを口にしている。

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