切符もメニューも「QRコード」!そんな時代の到来にオジさんたちが嘆き節

野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週金曜9時~13時)。5月30日(木)、最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、パートナーで俳優の内藤剛志とともに、あらゆるものに浸透しつつある「QRコード」に対する想いを語った。

野村邦丸アナ「今日、ピックアップするのはこちらのニュースです。
首都圏で鉄道を運行するJR東日本や西武鉄道など8社は、2026年度末から順次列車の乗車券として現在使っている磁気乗車券から、QRコードを印刷した乗車券に転換すると発表しました。機器のメンテナンスにかかる手間やコストを削減する狙いがあり、近距離の乗車券が対象となります。
今、インバウンドで来日した外国人の方々が非常に多いですよね、特に都心などは。そうすると磁気乗車券をどうすればいいんだとかわからない方がいるので、今はJRの改札などを見てみると、QRコードを掲げる装置もついています」

内藤剛志「スマホに入れたものってことですか? それとも印刷されたもの、どっちでもいいんですね?」

邦丸「どっちでも。ですので、そっちに徐々に慣れていってもらおうということですが、いよいよ、いわゆる『切符』という磁気乗車券が無くなるのも、刻一刻と近付いていると」

内藤「ということは、発券機からはQRコードが印刷されたものが出てくるということですね?……なるほど、何か風情が無いですよね?」

邦丸「フハハハ! そうなんですよ」

内藤「昔『愛国駅から幸福駅行き』とかいう切符をみんなで買ったブームがあったでしょ? そういう、駅名が書いてある切符とかは持っていれば思い出になるんだけど。QRコードって、四角くてギザギザしてるやつでしょ? 切符が無いと、電車に乗る楽しみも無くなるんじゃないですかねえ?」

邦丸「昔、QRコードを使い始めた頃って、一部の人から文化放送のコールサインが『JOQR』だから、『文化放送儲かってんじゃないのか?』って(笑)。そういうのは一切無くて、あれは『クイック・レスポンス(quick response)』の略……」

内藤「いやいや、わからないですよ?(笑) 文化放送からじゃないんですか?」

邦丸「だったらもうちょっと雰囲気も変わるでしょ(笑)」

内藤「でもあれ、見てわかんないですよ。グチャグチャグチャって書いてあるのはイライラしませんか? 人間バカにしてますよね?」

邦丸「アハハハハハハ!」

内藤「今、お店入ってもQRコードを読んで、スマホで注文するってことないですか?」

邦丸「そう! メニューでしょう? スマホ出して自分で注文するのはどうも……」

内藤「新幹線のグリーン車の中も今、QRコードになりました」

邦丸「えっ、そうなの!?」

内藤「車内販売が無くなったんで、QRコードを読んで注文すると、乗務員(パーサー)の方が運んできてくれるんですよ。だからQRコードが読めないとどうすんの? って話ですけど」

邦丸「自分のスマホをQRコードに当てて、QRコードリーダーで読み取るじゃないですか。あれ、大体そんなにしくじることは無いんだけど、たまーに何度やってもダメって時があるじゃない。俺の知り合いの知り合い……赤の他人ですけど、その人が何度やってもダメで、『何だよっ!』って自分の顔に向けたら反応したんだって(笑)。『俺の顔はQRコードかっ!』って言う(笑)」

内藤「……それ、いいっスねえ! そのネタ、500円で売ってくれません?(笑)」

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