トライオード、電源部を強化した横幅340mmの真空管プリ「TRX-4」

トライオードは、横幅340mmの小型真空管プリアンプ「TRX-4」を9月に発売する。価格は275,000円(税込)。

「TRX-4」

2010年発売の「TRX-1」の後継モデルとして、電源部の改良を図ったプリアンプ。電源部の整流回路において、整流管に代わりSiCショットキーバリアダイオードを採用することで、信頼性を向上させている。

前モデルから引き続き、真空管には12AX7を4本搭載。4バンドのイコライザーも継承し、150Hz/400Hz/2kHz/10kHz(±10dB)を操作可能。部屋の音響特性にあわせて周波数バランスを調整したり、夜間など小音量で聴く際に不足しがちな低域を補うといった使い方ができる。

重量感があるアルミ削り出しリモコンが付属。音量/ミュート/入力切替/イコライザーのオンオフなどを手元で操作できる。ほか、真空管ボンネット、電源ケーブルも同梱する。

付属のアルミ削り出しリモコン

入力端子はRCA5系統を備え、入力感度は250mV、インピーダンスは100kΩ。出力端子はRCA3系統で、インピーダンスは700Ωとなる。周波数特性は10Hz - 100kHz(±2dB)、SN比は91dB。外形寸法は340W×185H×310Dmm、質量は10.5kg。

真空管ボンネット装着状態
背面端子部

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