謎多き早池峰神社の御祭神「瀬織津姫」が話題 花巻・6月は祭りも

早池峰神社の敷地で祭りの成功を祈願する実行委メンバーら。前列右が米沢里美さん

 岩手県花巻市大迫町の早池峰神社などの御祭神「瀬織津(せおりつ)姫」が神社巡りを好む人の間で話題となっている。日本古来の女神だが、日本書紀や古事記などに登場せず謎が多い水の神様。6月1、2日には女神を敬う地元女性らが企画した祭りが開催され、早池峰岳神楽とともに即興舞の「早池峯瀬織津姫舞」が奉納される。

 実行委メンバー8人らが23日、早池峰神社の敷地内に集い、「瀬織津姫まつり」の成功を祈った。実行委などによると、瀬織津姫は汚れをはらう祝詞に登場し、全国的にまつられている。

 1日午前11時~午後5時、2日午前10時~午後4時でともに早池峰岳神楽の舞で始まる。瀬織津姫舞は1日午後1時、2日午後2時半から。1日は、毎月行う月次(つきなみ)祭(午前10時から)も開催する。

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