福島駅東口の再開発について、福島市の木幡市長は30日、市議会に対し、今後の方針を説明しました。市の負担が80億円程度増えることが明らかになり、議員からは「やめたほうがいいのでは」などと厳しい声が相次ぎました。
今回、示された再開発の計画案についてみていきます。
上空からみると、左から飲食店やオフィスなどが入る商業・事務所棟。真ん中がコンベンションホールが核となる公共棟。そして、左側が住宅・駐車場棟になります。
公共棟の完成予想図を見ると、解放感があり、駅前に多くの人が集まれる印象です。しかし、議員から批判が相次いだのが事業費です。
市議「驚愕」膨れ上がった事業費
当初は、総事業費が490億円あまりで資材の高騰などを受け、結果的に550億円から580億円まで膨れ上がりました。これに伴い、当初190億円だった市の負担額も250億円から270億円まで増えました。
市の負担、つまり税金が使われるわけで議員の批判も相次ぎ、反対した議員からは、「事業費に驚愕した。効果が見えてこない」などといった、市の説明不足を指摘する声が上がりました。
また、オープン予定について当初の2026年度から3年遅れた2029年ごろになると発表されました。県都の玄関口の姿が一向に見えてこないままとなっていて、市と再開発組合には、市民が納得いく説明が求められます。
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