「つぼみが開いていく姿を表現したかった」元マリメッコデザイナーの石本藤雄さんが道後のギャラリーで新作展

人気ブランド「マリメッコ」の元デザイナーで愛媛県砥部町出身のアーティスト、石本藤雄さんの新作展が道後のギャラリーで始まるのを前に、30日、報道陣に公開されました。

砥部町出身でフィンランドの人気ブランドマリメッコの元デザイナー、石本藤雄さんのアトリエに併設されたギャラリー兼ショップMustakiviには和と北欧が融合した34の新作が空間を彩ります。

信楽焼と伊賀焼で作られた色彩豊かなボウルは、一つ一つ形や色が異なります。完成した時にその見た目から「紙ふうせん」と名づけられました。

一方、信楽焼でできた作品は、展覧会のタイトルにもなっている「タイサンボク」です。砥部町の実家の庭にあったこどもの頃の思い出の木タイサンボクの花がモチーフになっています。

(石本藤雄さん)
「つぼみが開いていく姿を表現したかった。気品があるというわけでもないが、やっぱり立派。普通の草花と比べて。その表現が分かっていただけたらうれしい」

タイサンボクが描かれたプレートも購入できる「石本藤雄展たいさくぼく」は、あさってから8月18日まで開かれます。

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