トラック運転手に安全運転呼びかけ 群馬・伊勢崎市の3人死亡事故など受け 館林署と県協会支部

トラックドライバーに安全運転を呼びかける小林署長(手前左から3番目)と谷田川支部長(同2番目)

 群馬県伊勢崎市の国道17号上武道路でトラックが対向車線に突っ込み、ワゴン車などと衝突して3人が死亡するなど、県内外でトラックが絡む重大事故が多発していることを受け、県警館林署(小林哲也署長)は29日、館林市の足次町信号交差点で啓発活動を行った。小林署長や県トラック協会館林支部の谷田川敏幸支部長ら計21人が大型トラックの運転手を中心に安全運転を呼びかけた。

 活動場所は県道佐野行田線沿いで、近くに北部工業団地があることなどから交通量が多い。参加者は信号待ちをするトラック運転手に「大型トラックの関係する事故が多発しているので、安全運転でお願いします」などと声をかけながら啓発グッズ53個を手渡した。のぼり旗なども掲げて注意を促した。

 小林署長は同署管内が県境に位置するなど“物流の要所”として、日ごろから大型車両の交通量が多いと指摘。その上で「プロのドライバーとして高い交通安全意識を持って運転してほしい」と訴えた。谷田川支部長は「速度超過やよそ見運転をせず安全に気を付けてもらい、管内で事故が減ることを願う」と話した。

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