「“韓国の未来”に何が起きたのか」古橋のライバルFWオ・ヒョンギュの構想外に母国メディア失望「存在しない選手扱い」「全く笑えない」

韓国の逸材が苦境に立たされている。

スコットランド紙『THE SCOTTISH Sun』がセルティックの韓国代表FWオ・ヒョンギュが放出候補の筆頭となっていると報じたのを受けて、母国メディアが失望している。

『スポーツ朝鮮』は5月30日、「“韓国の未来”に何が起きたのか...存在しない選手として扱われる。オ・ヒョンギュ、セルティックでは事実上終わり」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。

「オ・ヒョンギュは2023-2024シーズンに優勝トロフィーを2度も手にしたが、全く笑えなかった。もうセルティックを離れなければならない時期が訪れたようだ」

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記事は、「オ・ヒョンギュは2022-2023シーズンの冬の移籍市場でセルティックに移籍した。現在トッテナムを指揮しているアンジェ・ポステコグルー監督が連れてきた。主力で迎え入れられた選手ではなかった。セルティックには古橋亨梧というリーグ最高のエースがおり、バックアップストライカーの役割を引き受けた」と綴り、こう続けている。

「少ない出場機会でもオ・ヒョンギュは良いパフォーマンスを見せた。セルティックに合流した後、21試合で7ゴールを決め、2番手ストライカーとしてポテンシャルを確実に認められた。しかしポステコグルー監督が去り、ブレンダン・ロジャーズ監督が来て立場が揺れ始めた。ロジャーズ監督も古橋を主力として起用し、オ・ヒョンギュにバックアップを任せた。シーズン初め、オ・ヒョンギュが怪我の影響によって多少不安定な姿を見せると、監督は信頼しないようになった」

同メディアは、「最終的にロジャーズ監督はクラブにアタッカーの補強を要請し、アダム・アイダが新たに合流した。指揮官はアイダをオ・ヒョンギュよりも重用し、アイダは監督が与えた機会を逃さなかった。アイダが加入した後、オ・ヒョンギュはメンバーからも除外されることが多くなった」と報道。その影響で、韓国代表からも選外になったとし、こう締め括っている。

「メディアは、ロジャーズ監督は9番ストライカーのポジションにアイダ、古橋そして前田大然だけを考慮していると付け加えた。監督の構想に含まれていない状況なら、オ・ヒョンギュがセルティックに残る理由はない」

23歳のストライカーは新天地を求めるのか。去就に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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