間寛平、吉本に直談判「中堅の座員も出してくれ」…現状打破へ

吉本新喜劇のGM・間寛平が5月30日、「吉本興業本社」(大阪市中央区)にて定例会見を開催。次期について、「4月からは中堅を出してくれと会社にお願いしてんねん」と語った。

間寛平(5月30日・大阪市内)

■ 中堅座員の現状に触れる「会社にも伝えるからと」

2022年に吉本新喜劇のGM(ゼネラルマネージャー)に就任して以来、若手座員の育成や「新喜劇総選挙」の開催など新喜劇の改革に力を入れていた寛平。毎月の定例会見では、その月に開催された公演の振りかえりや今後の企画についての説明がおこなわれている。

寛平は会見で、5月26日におこなわれた公演『千葉ちゃんと新喜劇ver.弐』に言及。新喜劇の人気座員・千葉公平によるNGK(なんばグランド花月)初の公演で、チケットが完売するほどの盛況っぷりだったという。

同公演には同じく座員で4月に結婚を発表したばかりの妻・鮫島幸恵も出演したといい、寛平は「夫婦で出てたんやろ?夫婦やで!結婚してすぐ、出れる?」と驚き、会見に同席した珠代が「え~?なんか恥ずかしいね」と夫妻を冷やかす一幕も。

また、6月11日から開催される「よしもと祇園花月」(京都)の本公演では、中堅座員の佐藤太一郎と小西武蔵がリーダーをつとめる。公演には佐藤扮する「ドラァグクイーン」の新キャラクターが登場するといい、寛平は「新しいもん作っていかなあかんからね。頑張って」と2人を激励した。

5月30日におこなわれた月例会見より

座員によるイベントや企画が盛んな一方、寛平は「まだまだ中堅が出れてないところもあって、なんとか僕も会社にお願いしてるんです」と中堅座員の現状を案じている様子。「みんな悩みがあると思うんですけど。『言うてきてや。言うてくれたら話もちゃんと聞いて、会社にも伝えるから』と伝えてます」と明かした。

また、座員のキャリアアップについて「口ではなかなか言えないだろうけど、みんな『自分も座長になりたい』と考えてると思いますね。僕は、ここが爆発して座長を目指す一番のチャンスだと思ってるんです。だから『チャンスやで!』といつも座員に言ってます」と熱く語った。

取材・文/つちだ四郎

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