犬と接するとき、犬の習性や撫でて喜ぶ場所を知っておくとコミュニケーションに役立ちます。
「犬が撫でてほしい場所と犬が喜ぶ撫で方」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生が解説します。
犬が体を撫でほしいときのサイン
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は体を撫でてほしいときに
- 積極的に体をスリスリしてくる
- 手や腕などの人の体を舐めてくる
- いたずらをしてくる
- 前足をチョイチョイと出してくる
などの行動がみられることが多いです。
犬が撫でてほしい場所は犬の習性が関係している
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬が撫でられると喜ぶ場所には特徴があるといわれています。それはいずれも「自分で舐めることができない場所」です。
たとえば、耳の後ろや頭、首、胸、顎の下などは犬が撫でて欲しがりやすい場所といえます。
犬は仲間同士で体を舐め合う習性がある
犬は体の身だしなみとして自分の体を舐めることでグルーミングを行いますが、耳の後ろや頭、首、胸、顎の下などは自分でグルーミングをすることができません。このため、犬は仲間同士で毛繕いをするときにこれらの部位を舐め合います。
こういった習性から、犬は人に撫でられる際に「自分で舐めることができない場所」を撫でられることを好むことが多いです。
犬を喜ばせる撫で方のコツ
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の体に触れたり撫でるときは、どの体の部位であっても手のひらなどを使って優しく撫でてあげるようにしましょう。
そのほかにも、お腹も犬が撫でられて喜ぶことが多い場所です。お腹を撫でる際は優しくゆっくりと撫でてあげてください。
また耳の内側や口周り、前腕部などは犬の感覚が敏感な場所なので触れすぎないようにしてあげましょう。
犬を安心させるスキンシップの方法
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬のなかには、人に撫でられることが大好きなコもいれば苦手なコもいるかと思います。
犬の体に触れるときはいきなり触るのではなく、まずはそのコが人のニオイをしっかりと嗅いで、自分から近くに来てくれるまで待つようにしましょう。
犬が自分から近づいてきてくれたら、犬の目線より下の部分から少しずつゆっくりと体に触っていくようにしましょう。このとき、犬が人に少し触れてきてから触り始めてあげるのが理想的です。
愛犬とスキンシップをとるときの参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください