忙しくても年200万円貯めている人の5つのヒミツ

「仕事に家事に育児に毎日追われて、お金を貯めるまで手が回りません~」と思っている人は多いはず。でも、年200万円貯めている人だって、時間がたっぷりあって、ヒマだからお金が貯められるというわけではありません。

忙しくても貯められる人は、実は、時間のやくりくりも上手なのです。

全国の主婦を取材して、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが、「忙しくても、年200万円貯めている人の5つのヒミツ」について解説します。

ヒミツその1:やらない家事を決めている

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1日は、誰にでも平等に24時間です。限られた時間内で仕事、家事、育児をこなしていくためには、やるべきことの優先順位をつけることが肝。

給料をもらっている以上、仕事は決められたことをする必要があります。育児は大切なわが子のことなので手を抜きたくありません。そこで残るのが家事。

靴下、下着、タオルなどシワが気にならないモノは畳まずに引き出しに入れる、洗った食器は拭かずに自然乾燥、無洗米を買って米は研がない……など、貯めている人は、抜ける家事の手は抜きます。

ヒミツその2:苦手な節約はすぐやめる

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貯めている人はSNSなどで発信されている節約情報に敏感です。

「いいな」「面白そう」と思ったことはすぐに真似してみますが、でも自分には合わないと思ったことはすぐにやめます。採用も早ければ、撤退も早いのが貯めている人の特徴。自分に合わない節約をムリに頑張って、時間と労力をムダしません。

ヒミツその3:「〜するもの」という思い込みは捨てる

「掃除機は毎日かけるもの」「夕飯にはみそ汁をつけるもの」「バスタオルは毎日洗濯するもの」など、一般的には「やるのが当たり前」ということを「本当にやる必要があるだろうか?」と疑ってみるのが貯めている人。

「~するもの」が多いと、その分時間をとれらます。固定観念、先入観、思い込みを持たずに、臨機応変に対応します。

ヒミツその4:睡眠時間をちゃんととる

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毎日忙しくても、貯めている人は睡眠時間をちゃんと確保します。というのは、寝不足で頭がボーッとしていると作業効率が低下するからです。しっかり寝て体調を整えることで、頭が冴えてテキパキと行動することができます。

ヒミツその5:「忙しい」「お金がない」は禁句

「忙しい」が口癖になっている人は「お金がない」も口癖になっているケースが多いものです。

時間の管理とお金の管理には共通点があります。どちらも限られた時間または収入を、優先順位の高い順に配分していくもの。「時間がない」とか「お金がない」とか、文句を言っても、時間もお金も増えません。時間もお金も自分で工夫してつくり出すものだとわかっているのが貯めている人です。

まとめ

仕事、家事、育児に忙しくてもお金が貯められます。時間とお金をやりくりすれば、忙しい毎日でも貯蓄を増やすことができます。忙しくても貯めている人の工夫をぜひ参考にしてみてください。

■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。FP1級技能士。

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