パリ五輪代表・陸上3000メートル障害 三浦(SUBARU)、6月の日本選手権は出場せず 「本番に備える」

報道陣の取材に応じる三浦=31日午前10時ごろ、太田市役所

 今夏に開催されるパリ五輪への出場が内定している陸上男子3000メートル障害の三浦龍司(SUBARU)が31日、群馬県太田市内で取材に応じ、6月27〜30日に新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われる日本選手権には出場しない意向を明らかにした。パリ五輪の代表選考会を兼ねるが、すでに代表が内定したため、同時期に開催される海外のレースに参戦し、五輪本番に備えるという。

 三浦は3000メートル障害の日本記録保持者で、昨年の世界選手権で6位入賞を果たした実力者。今月10日の世界最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ(DL)第3戦で8分13秒96の5位となり、パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)を突破して日本陸連の選考基準をクリアし、代表内定となった。日本人初の7位入賞を果たした東京大会に続く2大会連続の五輪代表で、パリではメダル獲得を目標に掲げている。

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