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Nora Eckert
[デトロイト 30日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターのファーリー最高経営責任者(CEO)は30日、バーンスタインのアナリストカンファレンスで、人気が再燃しているハイブリッド車(HV)について、「過渡期の技術として語るのをやめるべきだ」と述べた。電気自動車(EV)が普及するまでの単なるつなぎと見なさないよう訴えた格好だ。
ファーリー氏は、プラグインハイブリッド車(PHV)は数年後に淘汰される可能性がある一方、HVは自動車業界の未来にとって重要な技術だとの認識を示した。
HVの販売が昨年急拡大したことで、自動車メーカーはEVへの投資計画を見直している。フォードもHV販売を数年後に4倍に増やすことを目標とし、カナダと米国のEV生産計画を延期した。同社は今年のEV部門の損失を50億─55億ドルと、前年(47億ドル)から拡大すると見込む。
ファーリー氏は競争が激化する自動車業界において、全ての企業が生き残れるとは限らず、EV専業メーカーは特に大きな圧力に直面しているとの見方を示した。