【NBA】ドンチッチ&アービングで計72得点!マーベリックスがウルブズに圧勝し13年ぶりのファイナル進出<DUNKSHOOT>

現地時間5月30日(日本時間31日)、ミネソタ・ティンバーウルブズとダラス・マーベリックスのカンファレンス決勝第5戦がウルブズのホーム、ターゲット・センターで行なわれた。

3勝1敗とシリーズを優位に進めるマブズのスタメンはルカ・ドンチッチ、カイリー・アービング、デリック・ジョーンズJr.、PJ・ワシントン、ダニエル・ギャフォード、第4戦でシリーズ初勝利を手にしたウルブズは、マイク・コンリー、アンソニー・エドワーズ、ジェイデン・マクダニエルズ、カール・アンソニー・タウンズ、ルディ・ゴベアと不動のメンバーで挑んだ。

王手をかけているマブズは試合開始からドンチッチが大暴れ。ターンアラウンドジャンパー、連続3ポイント、ステップバックジャンパーとチーム最初の12得点を1人で叩き出し、さらに終盤には8連続得点と、第1クォーターだけでウルブズの総得点(19)を上回る20得点を奪ってみせた。

マブズの16点リードでスタートした第2クォーターは、相棒のアービングがオフェンスを牽引。開始早々にステップバックジャンパーを決め、次のオフェンスではマキシ・クリバーの3ポイントをアシストすると、マブズのリードは21点に。攻撃の手を緩めないマブズは残り4分からドンチッチ、アービングの連続3ポイントなど17-4のランで一気に突き放し、前半で69-40と29点差をつけた。
前半でドンチッチ&アービングで44得点をあげたマブズは後半もこの2人を中心に試合の主導権を掌握。一時36点差をつけられたウルブズもタウンズが第3クォーターで14得点、エドワーズが9得点と奮起するが、流れを変えるには至らず、97-73と大量リードで最終クォーターへ。

第4クォーターに入っても、マブズの2大エースの勢いは止まらない。ウルブズが得点をあげても圧倒的な個人技ですぐに流れを断ち切り、相手のマークが集中すると巧みなアシストでチームメイトのイージーバスケットを演出。25点差がついた残り3分には両チームとも主力をベンチに下げ、最終スコア124-103でマブズが快勝した。

2年ぶりのプレーオフで2011年以来13シーズンぶりのファイナル進出を決めたマブズは、ドンチッチが36得点、10リバウンド、5アシスト、アービングが36得点、5アシスト、ワシントン12得点、9リバウンド、ギャフォードが11得点、9リバウンド、デリック・ライブリー二世が9得点、8リバウンド、3ブロックを記録。カンファレンス・ファイナルMVPには平均32.4点のドンチッチが選ばれた。

ウルブズはエドワーズが28得点、9リバウンド、6アシスト、タウンズが28得点、12リバウンドをあげたが、2桁得点はこの2人のみに終わり、チーム史上初のファイナル進出はならなかった。

マブズはファイナルで今季リーグ最高勝率のボストン・セルティックスと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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