![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1169204452308091705/origin_1.jpg)
新潟県は5月31日、同日朝に阿賀町の男性がクマに襲われ、けがをしたことを受け「クマ出没警戒注意報」を発表した。注意報の発令は2024年度初めて。県は鈴やラジオなど音が出る物の携行や山での単独行動を避けるよう呼びかけている。
* [クマに指をかまれ、額など引っかかれる](https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/414962)
注意報はクマによる人身被害が発生した場合に、県が独自に発令する。県によると、2024年度は5月31日までに144件のクマの目撃・痕跡が確認されており、23年5月末時点の120件を上回っている。
23年度は人的被害が相次いだため、県独自の警戒レベルで最高の「クマ出没特別警報」を発令した。23年度の人身被害は9件10人だった。
県は山での作業中には周囲をこまめに確認し、住宅周辺には生ゴミや食べ物を置かないなどの対策を求めている。
県鳥獣被害対策支援センターの渡部浩所長は「クマの活動が活発になる早朝や夕方には山に近づくことを控えるなど対策を徹底してほしい」と呼びかけた。