成田空港会社 4期ぶりの黒字化 円安効果で国際線旅客数が大幅増加

成田空港会社 4期ぶりの黒字化 円安効果で国際線旅客数が大幅増加

 成田空港会社の2024年3月までの連結決算は、新型コロナへの水際対策の撤廃や円安効果によるインバウンドが好調で、4期ぶりの黒字となりました。

 成田空港会社によりますと2024年3月期の連結決算は、売上高にあたる営業収益が2169億円で前の期より65%増え、3期連続の増収となりました。

 一方、純利益は100億円と、前期に比べ大きく改善し、4期ぶりの黒字となりました。

 新型コロナへの水際対策が撤廃されたことや、円安効果によりインバウンドが好調なことなどで、国際線の発着回数や旅客数が前期から大幅に増加。

 それに伴う、直営店の物販や飲食収入などのリテール事業が業績を大きく押し上げました。

 成田空港会社の田村明比古社長は、今回の決算について次のように話しました。

成田空港会社 田村明比古 社長
「2023年度は本格的に航空需要が回復した年度で、長かったコロナ禍からようやく脱却して、中期経営計画に掲げた連結決算で黒字を計上するという目標を達成することができた」

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