中川家・剛 今くるよさん死去に「さみしい」「一番最初にしゃべれた師匠方」

中川家・剛

お笑いコンビ「中川家」の剛(53)が31日、ニッポン放送「中川家 ザ・ラジオショー」に生出演。27日に亡くなったお笑い芸人・今くるよさんを追悼した。

くるよさんは、膵がんのため死去。31日には大阪市内で葬儀が執り行われた。

くるよさんは、高校時代の同級生・今いくよさん(2015年死去)とお笑いコンビ「今いくよ・くるよ」を結成。コンビで活躍した。

剛は「くるよ師匠がお亡くなりになられてね。いくよ師匠が先に亡くなったんですけども。さみしいですね」と心境を述べた。

上京前の頃を振り返り、剛は「給料もなくて苦しい時、一緒にコメディの番組をさせていただいて。一番最初に声をかけていただいたのが、いくくる師匠で『どやさ!』ってね。『なんやあんたら若いのにしょうもない顔して!』って。27歳くらいでしたかね」と話した。

番組には大御所芸人が勢ぞろい。「そりゃ元気ないですよね。だってその番組、文枝師匠、きよし師匠ですもんね。そこに27歳の若者がドンと入れられ、社員には怒られ。『もっと前に出ろ』と言われ」とつぶやいた。

番組の収録は毎週月曜だったという。「その収録が終わるたびにご飯に連れていってもらって。『元気だしや!』って」とあたたかいエピソードを明かした。

続けて「何が楽しみかって、いくくるさんご飯終わったらいつも1万円をくれるんですよ。月に4万円の収入。あれがどんだけ助かったか。小遣いばっかりもらってましたね」と話し、「一番最初にしゃべれた師匠方じゃないですかね、あの2人。優しかったですね」と語った。

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