リニアの"キーパーソン"が続々と鈴木康友新知事に面会「いい結果出るように」静岡市長や島田市長も連携確認

鈴木知事が就任したことを受け5月31日、静岡市や島田市の市長が相次いで面会に訪れました。リニア問題の早期の解決に向け、県内のキーパーソンたちと連携を確認するなど早速動き出してます。

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朝から、県庁内での協議に追われる鈴木静岡県知事。そんな中、知事室を訪れたのは静岡市の難波市長です。鈴木知事と15分ほど面会しました。

<静岡市 難波喬司市長>
「まずは、おめでとうございますということと、痩せられましたかということ、非常に激戦だったので、テレビで拝見したときは少し痩せられたように見えたんですけど、全然そうでもない感じでしたので、いや、すごい体力だなと」

そして、リニア工事の環境影響について協議を続けている静岡市として、県とのさらなる連携を確認したということです。

<静岡市 難波喬司市長>
「社会に理解を得られていかないといけないので、それについていは一緒に中身を詰めていきましょうというお話でした。いい結果がでるように連携をさらに深められればと思います」

さらに、午後に訪れたのは島田市の染谷市長です。リニア問題で揺れる大井川流域の首長として、いち早く鈴木知事と20分ほど面会しました。

<静岡県島田市 染谷絹代市長>
「私はきょうはですね、リニアの話を、これまでの経過をお伝えに来ただけです。他のことは一切話しておりません」

Q.リニアだけ?
「もちろんです。これまでの流域の経過のお話をさせていただきました」

鈴木県政が本格スタートしたことを受け、静岡県内のキーパーソンたちが続々と駆けつけるなど、リニア問題の解決に向けて動きは加速しています。

一方、リニア問題をめぐっては岐阜県内でトンネル工事の現場周辺で井戸などの水位が低下した問題を受け、県は5月31日、水位低下の詳細や対応状況、今後のボーリング調査に関する対応として湧水量の報告頻度などを文書で示すようJR東海に求めました。

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