【新日本・BOSJ】ドラゴン・ダイヤ 最終戦でついに初勝利「またこの舞台に帰ってきます」

KUSHIDA(下)からピンフォールを奪ったドラゴン・ダイヤ

新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」31日後楽園ホール大会のBブロック最終公式戦で、ドラゴンゲートのドラゴン・ダイヤ(25)がKUSHIDA(41)からついに初勝利をあげた。

交通事故の負傷により急きょ欠場となった田口隆祐に代わって初出場を果たしたダイヤだが、リーグ戦では苦しい試合が続き8連敗。前夜には無駄に鋭いアンテナを持つシュン・スカイウォーカーからSNSでなじられるなど、このままでは終われない。全敗だけは阻止すべく、過去2度のBOSJ優勝経験を持つKUSHIDAとの最終戦に臨んだ。

奇襲をしかけたダイヤはノータッチトぺコンヒーロで先制。その後はKUSHIDAの左腕攻めに苦しみ主導権を奪い返されるも、田口の得意技であるヒップアタックをカウンターで決めて勝負に出る。619を決めると、コーナーから放つDDDDTで3カウントを奪ってみせた。

最後の最後で価値ある1勝をあげたダイヤは「最後まで諦めなかったから、やっと勝つことができました。今日まで全敗で、素直に力不足です。今日の勝利も偶然かもしれません。でもそもそもこのBOSJ、いろいろな偶然が重なって僕が出場することになりました。それで人生変わったと思ってます。そして今日の勝利が、この1勝で人生変わったと思います」と喜びをかみしめた。

もちろん今回の経験を今後のキャリアに最大限活用するつもりだ。「またこの舞台に帰ってきます。今は弱いけど、すぐにとは言わないけど、5年以内…いや3年以内に、高橋ヒロム選手だって、石森選手だって、デスペラード選手にだって勝てるジュニア選手になってみせます。だからその日まで、夢の続きを見させてください」と、将来的な再参戦を約束していた。

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