「みんな『康友さん』と呼びます」鈴木流のコミュニケーション術とは 新知事の強みは"人とのパイプ" リニア問題解決へ意欲も=静岡県

15年ぶりに県のトップが交代し、鈴木県政がスタートしました。5月31日、鈴木康友知事にインタビューをし、鈴木知事流の「コミュニケーション術、交渉術」に迫りました。

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<鈴木康友知事>
「どうも、鈴木康友です。よろしくお願いします」

<井手春希キャスター>
「よろしくお願いいたします。あの鈴木さんのことは何とお呼びしたらよろしいでしょうか。鈴木知事か、康友知事か…」

<鈴木康友知事>
「康友知事の方がいいかもしれないですね。だいたいみんな『康友さん』と呼びますので」

<井手春希キャスター>
「そうですね。では、きょうは康友知事で」

<鈴木康友知事>
「はい!よろしくお願いします」

<井手春希キャスター>
「まずは国とのパイプ、どういうものをお持ちなのか、そしてそれをどんな場面で活用していきたいとお考えなのか教えてください」

<鈴木康友知事>
「これは僕が2期5年、国会議員を務めたこともあって、その時に築いたパイプ。あとは役所のOBの方とか、そういう人たちとも定期的に交流していましたので、元次官の方とかですね。こういうパイプは相当活きてくるなと」

<井手春希キャスター>
「そのパイプが活かされる課題の一つに、やはりリニアがあると思います。早速、6月4日の火曜日に斉藤大臣と面会をされるということが決まりましたけども、どうされますか」

<鈴木康友知事>
「まずは斉藤さんと会って、実は私よく知っているんですよ。国会議員時代から一緒にエネルギー政策をやったり、今、大臣ですから、このリニア問題に関しては。国の役割は非常に重要なので、しっかりJR東海に対するいろいろな指導とか、国のモニタリングも始まりますので、そうしたことがきっちり機能するように、まずは大臣にそういうお願いをしなければいけませんし、大臣からも多分いろいろお話があるだろうと思いますので」

<井手春希キャスター>
「沿線の自治体とは、どういう形で康友さんは関係図をつくられていくのでしょうか」

<鈴木康友知事>
「静岡をとりまく県との関係というのは多分、これは相当に良好にいけると。ご存知の通り、私は知事に就任するまで、山梨県の政策顧問を務めていまして、長崎知事とは昵懇の間柄ですし、黒岩知事とはフジテレビのキャスター時代からずっと仲良しですし、愛知県の大村知事は国会議員時代からの仲良しですし、長野県の阿部知事も最初の選挙の応援に行ったくらいの関係ですし、沿線の知事は恐らく結構歓迎をしていただいている」

<井手春希キャスター>
「そして、県議会との関係性も重要になります」

<鈴木康友知事>
「これはもう、もう本当に真摯に議会の皆さんと接していくことで、既に自民改革会議の役員の方ともお会いをして『これからはもう選挙が終わりましたから、ノーサイドでよろしくお願いします』というお話もさせていただきましたし、先方も決して知事と揉めることがいいことだとは思っていらっしゃいませんので」

<井手春希キャスター>
「国との人材交流は今後、ありますか」

<鈴木康友知事>
「それは是非、どんどんやっていきたいと思います。国だけではなくて、スタートアップ、ベンチャー企業へ、特に若手を派遣してですね、そういう新しい分野の息吹というものを感じてきてもらって、それを活かしてもらうとか、いろいろなそういう人材交流がありますので、それは積極的にやっていきたいと思っています」

<井手春希キャスター>
「最後に、今後の県政運営の抱負をフリップにお書きいただきたいと思います」

<鈴木康友知事>
「はい。選挙の時からずっとスローガンとして掲げてきました。『オール静岡で幸福度を日本一をめざす』と。豊かで安定して、そして県民が幸せに暮らせる静岡県というものができあがっているということですね。みんなが住みたくなる、みんなが行きたくなるような静岡県を目指したいと思います」

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