【オリックス】宗佑磨〝オリ髭デー〟救った! サヨナラ犠飛で連勝「この野郎と思って…」

お立ち台で髭をアピールするオリックス・宗佑磨

オリックス・宗佑磨内野手(27)がチームと〝オリ髭デー〟を救った。5月31日の中日戦(京セラ)の1―1で迎えた9回一死一、三塁から、左犠飛で2―1とサヨナラ勝利をもぎ取った。殊勲の宗は「この野郎と思って…。打席では冷静にいけた。コンパクトに芯で捉えることができた。最高です!」と声援にこたえた。

中日戦の3連戦は「オリ髭デー」と銘打たれ、グッズ販売や顔出しパネルの設置、先着1万人に「なりきり髭」が配布された。事前に「髭が似合うワイルドな選手」アンケートも行われて話題となったが、1位のゴンザレス、3位の平野の姿は一軍になく、4位の森もこの日に負傷交代、6位・T―岡田、7位・比嘉も二軍調整中と寂しい顔ぶれとなっていた。

企画がそのものが不発に終わるピンチだったが、アンケート2位・宗の一振りで試合を決め、9回にマウンドに上がった5位・マチャドが勝利投手に。企画担当者も「いない選手もいる中で、髭の2人が活躍してくれて本当によかった。お客さんも髭をつけて喜んでもらえました」と胸をなで下ろしていた。

この日はラオウ杉本が約1か月ぶりに復帰したが、森が4回の走塁時に右太ももの張りで途中交代し、紅林の8回から負傷でベンチ裏に下がった。投手陣も山下、宮城、山岡、宇田川、山崎らの離脱が続いている。借金6と苦しい戦いが続く中、中嶋監督は「だいぶ苦しいことになってるのかなと思うけど、全員でやっていくしかない」と前を向いた。

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