「台風2号」が発生 気象庁の予想進路は? アメリカ・ヨーロッパの予想は? 日本への影響は? 再び変わった低気圧が沖縄付近に進む可能性も

気象庁は31日午後、南シナ海で「台風2号」が発生したと発表しました。

気象庁によりますと、台風2号は31日18時現在、南シナ海の北緯20度30分 (20.5度)東経111度55分 (111.9度)にあって北へ15 km/hの速さで進んでいます。中心気圧は998 hPa、中心付近の最大風速は18 m/s、最大瞬間風速は25 m/s。

6月1日6時の予報では、華南の北緯22度05分 (22.1度)東経111度40分 (111.7度)にあって、北へ15 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は998 hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/s。

6月1日18時の予報では、台風は熱帯低気圧に変わり、華南の北緯23度35分 (23.6度)東経112度50分 (112.8度)にあって、北北東へ15 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は1002hPaと予想されています。

台風はこの後、中国大陸に上陸する予想ですが、発達することなく、1日の午後3時には熱帯低気圧に戻る見込みです。

続いて石川気象予報士の解説です。

石川博康 気象予報士
「アメリカやヨーロッパによる予想を見ると、香港付近に台風を表す円状の等圧線が確認できるものもありますが、2日には円状の等圧線は不明瞭になります。

ただ台風から再び変わった低気圧が今後、沖縄付近に進む可能性もあります。

台風だった低気圧から暖かく湿った空気が流れ込んで沖縄地方では警報級の大雨となる恐れがありますので、今後の気象情報にチェックするようにしてください」

1日は前線や低気圧は本州付近から遠ざかりますが、東北や関東の沿岸は湿った空気の影響を受けるでしょう。北海道は北から高気圧に覆われ、西日本は大陸から張り出す高気圧に覆われる見込みです。また、日本海を低気圧が進むでしょう。

東海から西は晴れる所が多いですが、午後は日本海側で雲が広がり山陰で雨の所があるでしょう。関東は晴れたりくもったりで夕方から雨の降る所がある見込みです。東北は雲が広がり雨や雷雨の所があり、北海道は大体晴れるでしょう。

続いて島根県の向こう一週間の天気です。

1日はおおむね晴れますが、2日から4日にかけては雲が広がりやすいでしょう。その後は、大体晴れる見込みです。
最高気温と最低気温は、ともに平年並みか、平年より低いでしょう。

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