もしかして晴れの日にやっていない!?窓ガラス掃除に最適な天気を気象予報士が解説

掃除をするのは晴れの日が最適!と思っていませんか?
でもじつは、掃除の種類によっては晴れているとかえってうまくいかないことも…。

今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、掃除と天気の深~い関係を解説します!

どうして晴れの日に窓掃除を避けるべき?

日光が当たっているガラスは、意外と温度が上がっています。
そして、ガラスが温かい状態だと、掃除用スプレーを吹きつけても短時間で乾いてしまい、跡が残って逆に汚れてしまうことがあるのです。

また、晴れているとガラスに光が反射して、汚れが見えづらいという難点もあります。
晴れの日は掃除に最適と思われがちですが、ものによっては意外と不適なのです。

最適なのは曇りの日!

晴れが窓掃除に向いていないなら、どういう天気がよいのか?
ベストは曇りの日です。
汚れが見えやすいだけでなく、汚れの種類によっては湿度が高いことで浮き上がって、取れやすくなるからです。

また、窓は内側も手あかやホコリなどで意外と汚れているので、内側の掃除だけなら雨の日もおすすめです。

掃除したい日にたまたま晴れていたら?

仕事や育児で日々いそがしいと、合間に行う家事は天気を選んでいられない!という場合もありますよね。
たまたま「今日なら窓掃除できる!」と思ったら晴れている…そんなときは、掃除する順序を工夫しましょう。

たとえば朝の時間帯なら西側の窓、夕方の時間帯なら東側の窓というふうに、できるだけ太陽の光が直接当たっていない側の窓を優先的に掃除するのがおすすめです。

天気を味方につけて効率よく掃除しよう!

梅雨や台風のシーズンは曇りや雨の日が増えて、なかなか掃除がしづらい…と感じる人もいるかもしれません。
しかし実際には、曇りや雨で湿度が高いほうがうまくいく掃除も多いのです。

今回は窓ガラス掃除について解説しましたが、ほかにも網戸の掃除や、ベランダに雨水が吹き込まないタイプの家ならベランダ掃除もおすすめ。
とくに網戸は、乾燥した汚れが目に詰まっていることが多く、湿度が高くないとなかなか取れないので晴れの日にきれいにするのはむずかしく、空気が湿っているのが重要です。

いそがしい毎日、天気を味方につけて少しでも効率よく掃除を片づけてしまいたいですね!

■執筆/植松愛実…身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。
編集/サンキュ!編集部

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