【巨人】ドラ1西舘勇陽がプロ初セーブ「もう1イニングあるつもりで」

きっちり9回を締めてみせた巨人・西舘勇陽

巨人のドラフト1位ルーキー・西舘勇陽投手(22)が31日の西武戦(ベルーナ)でプロ初セーブを挙げた。

西舘は4―1と3点リードの9回にマウンドへ。相手は2番からの好打順だったが、先頭・滝沢を左飛、続く外崎を中飛に打ち取ると、最後は相手の主砲・中村剛を空振り三振に打ち取り、試合を締めくくってみせた。

初めてのセーブシチュエーションでの登板について「自分の中では、もう1イニングあるつもりで。抑えじゃなくて中継ぎの気持ちでいつも通りいこうと思いました」とあくまで平常心を心掛けていた。

これで5月は8試合に登板して自責点0。4月下旬には2試合連続で敗戦投手となるなど苦しい時期もあったが、ここにきて完全復活だ。本人は「データの方やコーチの方からアドバイスをもらって、そういうのがあっての今なのかなと思います」と周囲への感謝を述べた。

開幕から2か月でプロ初勝利に初セーブ、そしてリーグトップの15ホールドと多くの経験を積んでいる西舘。いまやブルペン陣に欠かせない存在となっている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社