「蒸れて暑い」運転士の要望受け西鉄バスグループ全社で夏季の制帽着用を任意化 「働き方改革の一環で」

西鉄バスは、バス乗務員の制服について、これまで義務だった帽子の着用を1日から9月末までの夏季期間中に限り、「任意にする」と発表しました。多数の運転士から要望が上がっていたということで、運転士不足に悩む中、「働き方改革の一環」としています。

2008年に一新された制服クールビズ導入も帽子は着用義務

西鉄バスによりますと、現行の制服は創立100周年を迎えた2008年に一新されたもので、チャコールグレーを基調に「安心感」と「信頼感」を表現。

西鉄としては初めて、夏服にノーネクタイのクールビズスタイルを採用していましたが、帽子は着用が義務づけられていました。

定期的に行う運転士へのアンケートで任意化の要望が多数

西鉄が去年、運転士を対象にアンケートを実施したところ、運転士から「帽子は蒸れて暑い」など、帽子の着用を任意にするよう求める意見が多数寄せられたということです。

これらの意見を受け、西鉄は今年から夏季(6月~9月)に限り、制帽の着用を任意にすることを決めました。

服装の規定緩和働き方改革の一環として今後も検討

西鉄はこれまでにも、2023年10月から回送時の帽子着用を任意に。11月からは、乗務時の靴について、規定の革靴の代わりに、デザインが華美ではない運動靴の着用を許可しています。

西鉄は、「働き方改革の一環で、引き続き乗務員からの意見も参考にしながら検討していきたい」としています。

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