遺影にふさわしい写真ってどんなもの?撮影時に注意すべき5つのポイント

遺影にふさわしい写真ってどんなもの?

お葬式のときに用い、家の仏間に飾る写真を、遺影といいます。故人の生前の姿を映しているものなので、昨今は事前に遺影の写真を準備しているという人も多くいます。ここで注意したいのが、遺影の撮影時に注意すべきポイントです。

遺影を撮影時に注意すべき5つのポイント

遺影を撮影するときにをつけるべき点は、以下の通りです。

1.早い時期に撮影する

遺影に使用できる写真は、本人が亡くなるまでに撮影された6年以内のものを選ぶべきです。年齢を重ねてからの6年であれば、劇的な変貌は見られないことが大半!闘病していたとしても、元気な姿であることが大半です。

成人しているのに幼児の頃の写真を遺影に選ぶことは、基本的にはできません。

2.あまりにも派手すぎる服装は、好ましくない

服装は基本的に自由ですが、あまりにも派手すぎるものはよくありません。

  • 普段着ないような、露出度の高い洋服
  • あまりにも汚れが派手に付着している洋服など

ドレス姿や正装で遺影を撮る人もいますが、本人の強い希望であれば叶えることができます。

3.背景色が派手すぎる

背景色があまりにも派手だと、映っている人の顔がかすんでしまいます。基本的には、背景色は白にすることが多いです。

着用している洋服の色がモノトーンカラーの場合は、背景色を白にしてしまうと顔が浮いてしまいうのでパステルカラーにするケースもあります。遺影用の写真撮影時に専門スタッフと話し合いを行いつつ、背景色を決定しましょう。

4.顔を加工しすぎている

顔の加工は、やり始めると止まらなくなります。以下のことは、遺影の写真にすべきではないかこうです。

  • 顔のパーツの大きさを変える…目を大きくする、口を小さくするなど
  • しわやシミを全部取る

「こうありたい自分」と「現実の自分」は、異なっています。遺影に残すべきは、「現実の自分」の姿です。

5.撮影のデータを残しておく

遺影撮影時のデータは、しっかりと残しておきましょう。

  • 家族の負担軽減につながる
  • 遺影だけでなく、祭壇用・お香典台用などさまざまな場面でサイズ違いの写真を使うことが多い

写真のデータを残しておくと、いざとなったときにサイズ違いの写真を用意するとき重宝します。自分のパソコンにしまい込んでいる人が多いですが、パスワードがわからずに開けなくなる可能性があるので、CD-ROMなど家族と写真データを共有できる方法で保存しておくのがおすすめです。

まとめ

遺影の撮影は、自分で行う人が多くいます。家族任せにするのではなく、自分の遺影に使う写真だからこそこだわりを持って撮影しましょう。

写真のデータは自分だけで持っておくのではなく、遺った家族がすぐに使える形にしておくと、家族も安心です。

© 株式会社シュフーズ