山梨の富士山スポットに駐車場 オーバーツーリズム解消狙う

「本町通り」にオープンした駐車場=1日午前、山梨県富士吉田市

 山梨県富士吉田市は1日、レトロな商店街と富士山の写真を一緒に撮れると人気の写真スポット「本町通り」にトイレ併設の駐車場をオープンさせた。観光客による路上駐車などのマナー違反が相次いでおり、オーバーツーリズム(観光公害)問題の解消を目指す。

 市によると、周辺では店の商品を買わずにトイレだけ利用する人もいた。撮影だけして移動する人も多く、商店街での消費を促す狙いもある。約5200万円で土地を取得し約1億1500万円かけて整備した。

 5基のベンチを設置しトイレ入り口に地元特産品の織物を展示する。24時間営業で最大27台を収容。料金は1時間以内100円、超過は30分ごとに50円。

山梨県富士吉田市の「本町通り」。右奥は富士山=1日午前

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