【MLB】ベッツ、不慣れな遊撃手の“ポジション継続”に前向き 「勝つために必要なことをする」と米メディアに語る

米メディア『ドジャース・ネーション』は5月30日(日本時間31日)、チーム事情により今季遊撃手を守っているドジャースムーキー・ベッツ内野手について記事を掲載した。

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■開幕直前に急きょ変更

同メディアは「ムーキー・ベッツ、残りのキャリアをドジャースの遊撃手で過ごすことに前向き」と題した記事を公開。ベッツが「もしキャリアの残りを毎日遊撃手をやる機会が訪れるなら、絶対にその挑戦を受け入れる。簡単ではないことは分かっているが、それでも難しいだろう。自分の仕事を続け、勝つために必要なことをする。もしそれが遊撃手でプレーすることであるならば、それをやる」と、米専門チャンネル『FOXスポーツ』を通じて語ったと紹介した。

本来は、昨季故障で全休したギャビン・ラックス内野手が遊撃手に復帰、右翼手を兼任していたベッツが二塁手に専念する予定だった。ところが、春季キャンプを通じてラックスの守備力、とりわけ送球面が振るわなかったため、急きょ変更された経緯がある。

ベッツは2011年のドラフト時には遊撃手として指名を受けているが、昨季までキャリアの978試合は右翼手としてプレー。二塁手ではわずか100試合、遊撃手に至っては昨季初めて16試合に出場したに過ぎない。MLB公式データによると、ベッツの今季OAA(Outs Above Average)は遊撃手部門で「-4」を記録。平均よりどれだけアウトを奪ったかを示す守備の指標でも、多くの選手に遅れをとっている。

31歳を迎え、負担軽減で二塁手専念を予定していた今季のベッツ。ここまでは、かつてない厳しい挑戦の中で打撃でも結果を出し続けている。センス抜群で器用なことが災いし、ある種“便利屋”のような起用をされるベッツを擁護し「二塁手に戻すべき」というファンの声は多い。トレード期限までにドジャースは大きな動きを見せるのか、今後に注目だ。

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