投資名目で1150万円被害 SNS型詐欺で松浦の70代男性 長崎 

 松浦署は31日、長崎県松浦市の70代無職男性が投資名目で1150万円をだまし取られる交流サイト(SNS)型投資詐欺事件が発生したと発表した。
 同署によると、男性はインターネット上の「投資の優良銘柄を教えます」「投資の勉強をしましょう」という広告にアクセス。1月11日ごろ「投資のプロの丸山修一」のアシスタント「日向裕子」とLINE(ライン)でつながり、「無料学習グループ」に招待された。
 男性は、同グループ内の講座受講後、投資を始める際に必要な口座開設の窓口として、新たなアカウントに移動させられた。その中で「MerryLiquidityCorpの奈良健一」から投資アプリのダウンロードや口座開設の手続きを誘導された。
 「資金は直ちにお客さまの開設口座に入金され、その後FX投資にご利用できます」などとうそのメッセージも届き、男性は2月14日から3月11日まで計8回1150万円を振り込んだ。同18日、利益の一部を引き出そうとした際に「税金として450万円入金しなければならない」と要求されて詐欺に気付いた男性は19日、同署に相談した。
 同署は「SNSの広告などを通じた投資話は詐欺を疑って」と注意喚起している。

© 株式会社長崎新聞社