ユニクロジュニア、藤本愛菜は逆転Vならずも「いい経験ができた」

藤本愛菜は楽しみながらのラウンド(撮影:岩本芳弘)

<ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ 最終日◇31日◇フォールズクラブオブパームビーチズ(米国・フロリダ州)◇男子6757ヤード&女子5970ヤード・パー72>

全米ジュニアゴルフ協会(AJGA)が主催する「ユニクロ アダム・スコット ジュニアチャンピオンシップ」は最終日の競技が終了。2打差の3位タイから逆転優勝を狙ったJGAナショナルチームの藤本愛菜は1つスコアを伸ばしてホールアウトするも、首位には2打及ばす2位タイで競技を終えた。

思うようにスコアを伸ばせなかった理由は、練習ラウンドから苦しめられ続けてきたバミューダ芝のグリーン。この日は「ボール位置を変えたり、手元を浮かせたり、ラウンド中に試行錯誤してみたのですが…」、打開策は見いだせず。それでも初めての環境でもJGAナショナルチームの力をみせ、上位でフィッシュした。

結果に悔しさは残るが、「楽しい雰囲気で回れて、他の選手が励ましてくれたりしたので楽しかったです。そして、日本には無いコースを経験できてよかった。今日は風がすごく強かったですが、その中でもスコアを伸ばせたのもよかったです」。藤本は今年ニュージーランドで池への苦手意識を克服、この初の米国での試合は強風への対処ができるようになったという。

悔しさと、今後につながる経験。将来は米国女子ツアーを目指すという藤本には、どちらも今後のゴルフ人生の大きな糧となるだろう。

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