初出場の海田、うれしい大会初勝利! 九回に勝ち越し接戦制す 春季中国地区高校野球大会1回戦

【海田―益田東】二回、海田2死一、三塁、藤原の右前打で先制する

 【春季中国地区高校野球大会1回戦 海田5―4益田東】

 広島県大会準優勝校で初出場の海田が益田東に5―4で競り勝ち、初陣を飾った。

 先発は、準優勝の原動力となった最速145キロを誇るエース松本遼太ではなく、公式戦初先発の1年生左腕、沢秀太を抜てき。平崎直樹監督は「相手は島根県大会で右の本格派を結構、打ってきたみたいだし、うちの左腕にも自信を持ってほしかったから」と平崎直樹監督。沢が2回を無失点に抑えると、三回からは予定通り松本にスイッチした。

 試合は4―4の九回、内谷治起の左越え二塁打で勝ち越し。その裏の1死一、二塁のピンチを遊ゴロ併殺でしのいで、白星をつかんだ。この日は吹奏楽部もスタンドに駆け付けて選手を後押し。松本は「吹奏楽部の演奏のおかげで楽しんでプレーできた。調子はよくなかったけど、勝利を届けられてよかった」と感謝していた。

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