【広島】玉村昇悟は好投も今季初黒星 悔やまれる近藤への初球「もうちょっと慎重に…」

6回2失点の好投を見せた玉村昇悟

自責ゼロの投球も、3回の2失点に泣いた。1日のソフトバンク戦に先発の広島・玉村昇悟(23)は、6回2失点と好投を見せるも、打線の援護に恵まれずに今季初黒星を喫した。

「投げている感じは前回より、全然良かった」と初回から敵の強力打線にも、臆することなく直球主体で腕を振り、4回まで毎回走者を背負いながらも、チェンジアップのコンビ―ネーションで2回以降、要所で三振を奪う、粘り強さが光った。

唯一、悔やんだのは、先制点を奪われた直後の投球。3回、無死から味方野手の失策により、無死二塁から今宮に先制適時打を許した直後だ。何とか二死までこぎつけたものの走者を三塁に置き5番・近藤への初球が甘く入り、左前打で2失点目。「もうちょっと慎重にいくというか、はやく結果を求めすぎた」と悔やんだ。

前回先発の5月25日のDeNA戦では、3回5失点と試合を作れなかった。新井貴浩監督(47)も試合は敗戦となったが、自軍の先発投手には「しっかり粘って投げてくれた。前回の反省もあったと思うし、しっかり修正してくれた」と評価を口にしていた。

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